もしも70歳に退職をした後100歳まで生きたら30年間で約2000万円かかります。月に5.5万円使用した場合、30年で1980万円が必要になります。
しかも2050年には総務省統計局の未来を予想した統計によると日本の人口は1億人以下になり、高齢者人口は今よりも増加していくという数値が出ています。
*総務省統計局の人口予想はとても信憑性が高い予想である為、当たる可能性の方がとても高いと言えます。
老後2000万円問題については金融庁、金融審議会「市場ワーキング・グループ」が発表した報告書をきっかけに日本国内で大きな話題を生みました。
今回のKocoCoko33回では、老後2000万円問題について知った20代がどのようにして70歳から100歳までの2000万を構築していくかに付いて具体的に解説していきます。
[This Important]
民間企業労働者の厚生年金受給開始は2013年4月以降3年毎に1歳ずつ引き上げられているので、2025年4月以降は65歳から厚生年金を受給出来るようになりますが、このまま少子高齢化問題が悪化し人口減少した場合、厚生年金受給金額は減少する可能性もあるのでKocoCoko33では厚生年金に付いては省略して2000万円構築方法を解説していきます。
2000万構築なら貯金で可能
25歳から毎月4万円を貯金する事で45年間で2160万円の現金での貯金が出来ます。厚生年金に頼らずとも45年間毎月貯金していけば2000万円問題は解決可能なのです。
4万円×12ヶ月×45=2160万円
株式投資や暗号資産投資、不動産投資等の投資をしなくとも2160万円もの大金が溜まります。ですがこれはあくまで現金での貯金です。
現金での貯金ではお金が増える事はありません。そのお金は生活費等で無くなってしまうでしょう。しかも老後に、決められたお金しか使用出来ないとなると限られた範囲の生活や娯楽しか出来ない事になります。
2000万円で限られた生活をするのであれば最低でも3000万円以上貯めて裕福な生活をした方が楽しい老後生活を過ごす事が出来ます。
投資信託で解決は
投資信託とは、投資家からお金を集めて投資専門家が大きな資金として運用してくれる金融商品の事です。
[Example]
投資信託を購入し、運用の専門家に株式などの投資対象物に投資をしてもらう。そしてその利回り(投資した金額に対する収益の割合)をもらう事が出来るのが投資信託です。
投資信託をすれば、利回りで老後2000万円問題を解決する事が出来るという話も聞きますが、投資信託では絶対的な利益を得る事は基本的にはありません。
投資信託ごとの運用方針によって専門家がどの投資対象物に投資をするかは変わってくるので、投資信託ではどの投資信託を購入するのかが重要となってきます。
故に、利益を得る事もあれば損をしてしまう事もあるのが投資信託なのです。投資信託も金融商品なので株や暗号資産と同じように絶対的な利益はないのです。
確かに絶対収益追求型という、どんな市場でも利益を目指す投資信託もありますがそれでも絶対に大きな利益を得る事が出来るという事はありません。もちろんの事、利益には大小があるので小さい利益の時もあるのです。
投資信託を大多数の方が老後2000万円問題解決の為に行っているという理由で始めるのであればやめた方が良いと思います。あくまで投資信託は選択の一つであるので分散投資の分散先対象にした方が良いでしょう。
貯金と分散投資
貯金をするべきか、投資をするべきかという意見は頻繁に耳にしますが、結論からいうと、どちらもやった方が確率は上がるでしょう。
老後が不安なのであれば25歳から毎月4万円ずつ貯金をし、残ったお金で投資をした方が老後2000万円問題は解決出来ると思います。
もしも毎年100万円投資にお金を使い、5万円でも利益を得る事が出来れば45年で225万円です。
老後のお金の事だけを考えて投資をするのであれば、毎年の利益は少額で良いのです。
ですがやはり投資にはリスクもあります。投資のリスクに付いても学びたい方は、投資でお金を失う理由に付いても学んでください。
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